TOC(制約条件の理論)

TOC (Theory Of Constraints、制約条件の理論)は、最初は生産管理のための理論として提唱され、その後包括的な業務改善の手法として拡張されました。詳しくは関連リンクをお読みください。

TOCでは全体のスループット(生産量)を決定する最も遅い工程(ボトルネック)に注目します。ボトルネック自身の改善を図ると同時に、ボトルネックに合わせたスケジューリングをすることでスループットを最大化することができます。
しかし企業活動全体を見ると、「生産」もまた一連の企業活動のプロセスの一つに過ぎず、工場で能力一杯に生産を続けることが企業にとって最善とは限りません。
企業として最も大きい成果を上げるには、個々の改善を積み重ねるのではなく、企業の存在目的から振り返って最もインパクトの大きい問題に集中する「全体最適」の視点が必要です。
TOCの提唱者であるエリヤフ・ゴールドラット博士はTOCを拡張し、「思考プロセス」などのメソッドと組み合わせ、包括的な業務改善の手法を編み出しました。

[関連リンク]
TOC (theory of constraints) (@IT情報マネジメント用語事典)
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/toc.html

[関連記事]
サプライ・チェーンの原点・TOCとは何か (@IT情報マネジメント)
http://www.atmarkit.co.jp/fitbiz/serial/toc/01/01.html