PPM

成長期の市場の方が事業環境としては魅力的に感じられますが、一般に成長市場は競争が激しいうえ先行投資の負担があり、収益性は高くなりません。
一方、成熟期まで競争に勝ち残り、市場シェアを相対的に上げることができれば収益性は高まります。この成熟市場に向けた勝ち残り競争が、成長市場の収益性をさらに削ります。
これはプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)と呼ばれる事業の組み合わせ(ポートフォリオ)分析の前提となる考え方です。

http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/ppm.html
プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
products portfolio management / PPM

 多種類の製品を生産・販売したり、複数の事業を行ったりしている企業が、戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組み合わせ(ポートフォリオ)を決定するための経営分析・管理手法。
 一般に、外部変数(市場や産業の成長性、魅力度)と内部変数(自社の優位性、競争力・潜在力)の2つの視点から、製品や事業ごとに収益性、成長性、キャッシュフローなどを評価し、その拡大、維持、縮小、撤退を決定する。